神戸空港の運営権取得を目指すオリックスなど3社連合が、空港を所有する神戸市に取得対価として約192億円を提案したことが1日、分かった。市は運営権の最低基準価格を176億7000万円と設定しており、3社の提案はこれを上回っている。 提案書は関西国際、大阪(伊丹)の2空港と神戸を合わせた3空港の一体運営を進めるため、オリックスなどが出資する2空港の運営会社「関西エアポート」の完全子会社を新設し、その主体とすることを盛り込んだ。神戸では、2空港のノウハウを生かし、商業スペースの改装や手荷物検査のスピードを上げる「スマートレーン」の導入などを進めるとしている。 神戸市は3社連合の提案を有識者委員会で審査し、8月にも同連合を優先交渉権者に決定。来年4月から42年間の民間運営に移行する見込みだ。
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