宝塚引退の柚希礼音、争奪戦か

宝塚歌劇団星組トップスター、柚希礼音（ゆずき・れおん）が１０日、東京・有楽町の東京宝塚劇場でサヨナラ公演の千秋楽を迎え、同劇団を退団した。６年１３日間トップを張った柚希は「宝塚人生は皆様のおかげで最高のダイヤモンドタイムとなりました」と笑顔。劇場周辺には過去最多１万２０００人が集まる人気ぶりを見せた。歴代トップからは真矢ミキ（５１）、天海祐希（４７）ら多くの人気女優を輩出。柚希は進路を明らかにしていないが、芸能界で争奪戦が勃発すること必至だ。 退団公演「黒豹の如く」「Ｄｅａｒ ＤＩＡＭＯＮＤ！！」とサヨナラショーを終えた柚希が、最後の大階段に登場した。タカラジェンヌの正装であるはかま姿だ。 客席のファンがすすり泣く中、笑顔を作った。 「夢のような宝塚。その中にはみんなの思い、情熱、志が詰まっていた。子供のころは人前に出るのが苦手だった私を宝塚がここまで育ててくださりました。芸や精神を磨きながら歩き続けられましたのも、私と出会ってくださったすべての皆様が、それを教え続けてくださったからです」 ...