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1925(大正14)年にスタートした東京六大学野球リーグで唯一優勝がない東大。10年秋から昨年春までワースト記録の94連敗を喫したが、激弱チームの“改革”は着実に進んでいる。今季は明大、立大から1勝ずつあげ08年以来のシーズン2勝をマーク。21日からの法大戦では勝ち点、そして1998年春以来36シーズン続いている最下位からの脱出を狙う。 (宮脇広久) 2002年秋以来、14年ぶりの勝ち点がかかった9日の立大3回戦(神宮)は、7日の1回戦で完封勝利した最速145キロ左腕・宮台康平投手(3年)が肩の張りで登板を回避。代わりに8日の2回戦に続いて3年生右腕の柴田叡宙(あきひろ)投手が先発した。だが、1回に先制2ランを被弾。5回にも3ランなど5安打を浴び4回2/3で7失点KO。2-8と大敗し、1勝2敗で14年ぶりの宿願は果たせなかった。 浜田一志監督(51)は「宮台はコンディションが50%程度だった。2点差以内で残り2イニングとなれば投入を考えたが、点差が開いた段階でストップをかけました」とうなだれた。それでも「法大戦は全力で勝ち点を取りにいきます」と語気を強めた。 ...