ASKAに薬物、売人を裁判官非難

ＣＨＡＧＥ ａｎｄ ＡＳＫＡのＡＳＫＡ（５７）に覚醒剤などを譲り渡したとして麻薬取締法違反などの罪に問われた暴力団幹部、安成貴彦被告（４７）の判決公判が１９日、東京地裁で開かれ、懲役６年、罰金２００万円（求刑懲役８年、罰金２００万円）が言い渡された。 判決理由で、江見健一裁判長は「１カ月に１回を超える高い頻度で譲渡するなど、規模の大きい薬物密売事案。多量の違法薬物を容易に密売できる立場にあり、強い非難に値する」と指摘した。 判決によると昨年３〜５月、“仲介役”の男（６５）＝控訴中＝を通じ、ＡＳＫＡに覚醒剤約３グラムやＭＤＭＡ１００錠を譲渡するなどした。安成被告は初公判から一貫して起訴内容を否認していた。