終戦前後に北朝鮮地域で死亡した日本人遺骨問題で、遺族側が墓参のため5月下旬の訪朝を在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に打診したところ、拒否されていたことが23日、分かった。日本政府関係者はマツタケ不正輸入事件をめぐる警察当局の強制捜査に対する“意趣返し”とみている。朝鮮総連は北朝鮮政府に指示を仰いでおり、人道問題と主張してきた遺骨問題を政治利用する姿勢が鮮明になった。 外交筋によると、遺族の墓参を支援している民間団体「北遺族連絡会」が5月初め、昨年10月に予定した遺族の墓参のための訪朝が延期されたままになっているため、朝鮮総連に5月下旬の訪朝を要請したところ、「今は適切ではない」と拒否されたという。...
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