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さまざまなものの進化には目覚ましいものがあるが、なかでもそれを感じやすいもののひとつが、クルマだろう。いまやハイブリッドは当たり前で、昨年末にはトヨタから世界初の量産型燃料電池車・MIRAIが発売されたし、先日はメルセデス・ベンツが「自動運転車」のコンセプトカー・F101を発表。いよいよ昔の未来予想図に出てきたような世界が目の前に迫っているのかと思うと、感慨深いものがある。 しかし、クルマがどんどん便利で安全、運転しやすいものに進化していけばいくほど、逆に求めたくなるのが、純粋にクルマを操るということのおもしろさ。エンジン音や風、ステアリングから伝わる路面の感触……。自動車の進歩は歓迎しつつ、一方であまりにすべてがコントロールされてしまうのはちょっと、と感じている人も多いことだろう。 そんな思いが反映されてか、いま熱いのがオープン2シーターだ。マツダは4代目のロードスターを発表し、発売が間近に迫っている。また、ホンダが4月に、かつて大人気を博したビートの2代目とも言えるS660を発売。予約が殺到し、現在は納車まで相当に待たなければいけないほどの反響を見せている。 ...